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【2024年WAnocoto初釜茶会】お正客、次客さんの所作について

お正客さん、お次客さんになられた方は、各お席でこちらのサイトに記載のあるお役目を何卒お願い申し上げます。
なお、こちらの内容は、当日のお席中で講師もお伝えをしていきますので、ご安心してご参加くださいませ。こちらは予習としてお読みいただけましたら幸いでございます。

また、お正客さんにおかれましては、お点前さんとの会話を自由にお楽しみいただいて構いません。ご無理のないところでお楽しみいただけましたら幸いでございます。

この度のWAnocoto初釜茶会では通常の所作と異なるところがいくつかございます。
また、お茶室やお席によって、所作が異なるところがございます。ご自身がご予約されているお茶席を、ご確認いただけますようお願い申し上げます。

:通常の所作とは異なるところ
太字の赤字お正客さんのみの言葉、所作
太字のピンク字次客さんのみの所作
紫字『弘仁亭』のみの所作
青字『無事庵』のみの所作

初座

席入り(正客、次客ともに)

お客様口では扇子を前に置き、入り口を越えるまでは、にじって入ります。
その後は、立ち上がって、正客または次客の席まで行きます。
※茶室内には案内の講師(スタッフ)がいます。正客さん、次客さんの位置をお伝えいたします。

席入りの際は時間の関係上、お一人ずつの床の間や道具の拝見を省略させていただきます。茶室に入られましたら、そのままお席にお座りください。なお、床の間や道具の拝見は、後ほど皆さまとご一緒に行います。

初炭手前

初炭手前があるお席は、弘仁亭/1席目と無事庵/1席目になります。その他のお席にはございません。

香合の拝見の声がけ(正客の所作)

初炭手前では、香合の拝見と問答があります。
点前がお香を炉に入れて、香合の蓋をしめたところで、正客は拝見の声をかけます。
※お忘れになられた場合でも、拝見道具は客付に出ますのでご安心ください。

「お香合の拝見を」と点前に声をかけてください。
香合は皆さまとご一緒に拝見いたしますので、客付へは取りにいきません。

香合の問答(正客の所作)

香合が客付に出され、点前が香合の前に座ったら、基本の3つを聞いてください。
「お香合は?」
「お香名は?」
「お香元は?」

点心席

お菓子を食べる(正客、次客ともに)

主菓子は点心席の最後にお召し上がりいただきます。
感染症予防対策のため、お一人ずつ懐紙に乗ったお菓子をお盆に乗せて運びます。
お菓子が運ばれましたら、膝前にご自分の懐紙・菓子切りを出します。
お盆に乗ったお菓子(右側より)を懐紙ごとお取りいただき、ご自分の懐紙の上に乗せてください。

お菓子が配り終わった後、講師から「お菓子をどうぞ」と声がかかります。
正客はこれを一礼で受けた後、同席の方々へ「では、ご一緒に」とお声がけをしてください。
皆さまでお菓子をお召し上がりいただきます。
感染症予防対策のため、ご自分の菓子切りを使って、お召し上がりください。

後座

お席が初座(前半)と後座(後半)に分かれ、途中で中立(休憩)があるお席は、弘仁亭/1席目と2席目、無事庵/1席目となります。
無事庵/2席目と3席目は、途中に休憩がございません。席入りは最初の1回のみとなります。

席入り(正客、次客ともに)

初座の席入りと同じになります。
初座の席入りはこちらから≫

濃茶席

濃茶を飲む(正客の所作)

正客の濃茶が出されたら、にじって客付まで茶碗を取りにいきます。
茶碗を次客との間(縁内)に置き、総礼をします。

※同席されているお客様の中には濃茶席がはじめての方もいらっしゃいます。皆さまが礼をされない場合もございます。

1口飲んだところで、点前よりお服加減を聞かれますので、お答えください。
例:「大変結構でございます」

濃茶を飲む(弘仁亭/次客の所作)

次客さんの濃茶も点前座からお出しします。
客付に次客の濃茶が出されたら、にじって客付まで茶碗を取りにいきます。
※弘仁亭では茶室の間取り上、3客との次礼が難しいため、次礼は省略します。

濃茶を飲む(無事庵/次客の所作)

次客さんの濃茶も点前座からお出しします。
濃茶が出されたら、にじって客付に茶碗を取りにいきます。
茶碗には古帛紗が添えられます。古帛紗の扱いは次のように行います。

客付に次客の濃茶が出されたら、にじって客付まで茶碗を取りにいきます。
茶碗→古帛紗の順番で道具をひいて、席まで戻ったら、古帛紗を右ひざ頭の縁内に仮置きします。
まだ3客にお茶が出ていない場合は、茶碗を3客との間、縁内において「お先に」と一礼します。
古帛紗を左掌のうえに開き、右手で茶碗を古帛紗にのせて、時計回りに2度回して、お飲みください。

※3客さん以降は水屋からの影点てとなります。先に3客さんのお茶が出ることもございます。その際は、お隣りへ挨拶はせずに、すぐお飲みください。

お抹茶・お菓子の問答(正客の所作)

正客は、点前が釜に水を入れ、帛紗を腰に付けたところで、お抹茶・お菓子について、基本の4つを聞いてください。
※弘仁亭も無事庵も、重ね茶碗のお点前となります。お抹茶・お菓子の問答のタイミングは通常と異なりますので、お気を付けください。また、点前の位置も客付ではなく、点前座のままとなります。
「お茶名は?」
「お詰は?」
「お菓子のご銘は?」
「ご製は?」

茶碗を下げる(弘仁亭/正客、次客ともに)

飲み終わった茶碗はお運びが下げに来ます。
茶碗の拝見が終わったら、客付へ戻さずに、縁外に置いてください。
※飲みまわしをいたしませんので、紙小茶巾をお持ちでない場合はそのまま置いてください。

※『弘仁亭』はお運びさんより「お茶碗をお乗せください。」と声がけがありましたら、飲み終わった茶碗をご自身でお盆の上に乗ます。
感染症予防対策のため、ご自身で茶碗をお盆の上にお乗せください。

茶碗を下げる(無事庵/正客の所作)

飲み終わった茶碗は半東の講師が下げに来ます。
拝見が終わったら、客付へ戻さずに、縁外の正面に置いてください。
※飲みまわしをいたしませんので、紙小茶巾をお持ちでない場合はそのまま置いてください。

茶碗を下げる(無事庵/次客の所作)

飲み終わったら、茶碗を縁内の膝前正面に置き、古帛紗をたたんで左ひざ頭の縁内に仮置きします。
(飲み口を清め)茶碗を反時計回りに2度回して、縁外に置き、茶碗を拝見します。

※飲みまわしをいたしませんので、紙小茶巾をお持ちでない場合はそのままお返しください。

飲み終わった茶碗は半東の講師が下げにきます。
拝見が終わったら、客付へ戻さずに、縁外の正面に置いてください。
古帛紗を左掌にのせて、右手で逆手に持って、茶碗の右横に古帛紗を置いてください。

道具の拝見の声がけ(正客の所作)

点前が水指の蓋をしめたところで、正客は拝見の声をかけます。
※お忘れになられた場合でも、拝見道具は客付に出ますのでご安心ください。

「お茶入・お茶杓・お仕覆の拝見を」と点前に声をかけてください。
お道具は皆さまとご一緒に拝見いたしますので、客付へは取りにいきません。
拝見後の問答はいたしません。お道具については全員お集まりいただき、講師よりお話をいたします。

薄茶席

煙草盆の扱い(正客の所作)

薄茶席では最初に正客さんへ「煙草盆(たばこぼん)」というお道具が運ばれてきます。
講師(またはお運びさん)より煙草盆が運ばれてきたら、正客は講師(またはお運びさん)と一礼をします。

干菓子を食べる(正客の所作)

干菓子が運ばれてきたら、煙草盆を縦向きにして、左側に寄せます。煙草盆の寄せる位置は、茶碗を取りに行く時に邪魔にならない位置となりますので、縁内でも構いません。

干菓子を食べる(正客、次客ともに)

感染症予防対策のため、お一人ずつ懐紙に乗ったお菓子をお盆に乗せて運びます。
お菓子が運ばれましたら、膝前にご自分の懐紙を出します。
お盆に乗ったお菓子(右側より)を懐紙ごとお取りいただき、ご自分の懐紙の上に乗せてください。
点前より「お菓子をどうぞ」と声がけがありましたら、お召し上がりください。
※次客さん、3客さん以降もこのタイミングでお召し上がりいただきます。

薄茶を飲む(正客、次客ともに)

薄茶が出されたら、にじって客付に茶碗を取りにいきます。
正客は、次客に「お先に。」と一礼し、点前に「お点前ちょうだいいたします。」と一礼します。

次客さんの薄茶も点前座からお出しします。
薄茶が出されたら、にじって客付に茶碗を取りにいきます。
※3客さん以降は水屋からの影点てとなります。弘仁亭では茶室の間取り上、3客との次礼が難しいため、次礼は省略します。
※3客さん以降は水屋からの影点てとなります。先に3客さんのお茶が出ることもございます。その際は、お隣りへ挨拶はせずに、すぐお飲みください。

茶碗を下げる(正客、次客ともに)

飲み終わった茶碗はお運びまたは半東の講師が下げに来ます。
茶碗の拝見が終わったら、客付へは戻さずに、縁外に置いてください。

※『弘仁亭』はお運びより「お茶碗をお乗せください」と声がけがありましたら、飲み終わった茶碗をご自身でお盆の上に乗ます。
感染症予防対策のため、ご自身で茶碗をお盆の上に、おのせください。

お仕舞いの声

点前は、替えの茶碗で仕舞います。
点前が仕舞い茶碗を膝前に置いたところで「どうぞお仕舞いください」と声をかけてください。
※仕舞い茶碗は薄茶レッスン用の絵柄がある茶碗になります。
点前は茶碗に水を入れて、茶筅通しをはじめます。

道具の拝見の声がけ

点前が水指の蓋をしめたところで、正客は拝見の声をかけます。
※お忘れになられた場合でも、拝見道具は客付に出ますのでご安心ください。

「お棗・お茶杓の拝見を」と点前に声をかけてください。
お道具は皆さまご一緒に拝見いたしますので、客付へは取りにいきません。
拝見後の問答はいたしません。お道具については全員お集まりいただき、講師よりお話をいたします。


当日はお席のテーマや数々のお道具を見ていただきながら、初釜茶会をぜひお楽しみください♪
なにかご不明な点がございましたら、受付スタッフまでお問合せください

WAnocoto -ワノコト-

和のレッスンスタジオ

東京表参道、日本橋で着付け教室や茶道教室など、和のお稽古が学べる和のレッスンスタジオWAnocoto(ワノコト)。スケジュールが自由に選べて好きな日からいつでも始めることができます。その他、つまみ細工、ゆびぬき、水引、いけばな、和裁、日本刺繍、日本茶教室など様々な1dayワークショップレッスンも開講中。すべての教室は共通チケットで気軽に受講が可能です。

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