秋の七草をいける


― 秋の七草・・・萩、すすき、桔梗、撫子、葛、藤袴、女郎花
春の七草が食を楽しむものに対して、秋の七草は愛でるもの ―

ふんわりと通った声でお話してくれるのは池坊いけばなレッスンを受け持つ森先生。
歌人、山上憶良が歌に詠んだことから秋の七草に数えられるようになった
これらの草花たちは万葉の時代から愛されてきました。

池坊で「生花」という花形ではふつう一から三種類の素材でいけるそうですが、
それぞれに個性をもちながらも互いに引き立てあう秋の七草は唯一、
七種いっぺんにいけることがあるのだそうです。

とは言っても一人暮らしの方も多いワノコトユーザーさんには、
秋の七草すべてをいけこんだ作品は少し大振りでしょうか。
森先生は秋の七草から例えば「すすき」の様な曲線を描くものをひとつ。花咲くものをひとつ。
選ぶと程好いボリューム感で秋をお部屋に取り入れられると教えてくれました。

どこかはかなげな印象の秋の七草には、焼き物の花器がよく似合うそう。
わざわざ用意しなくても、焼き物の湯飲みの中に小さな受けを入れれば花器の出来上がり。
ちょっとしたアイディアで家の中のアレコレがたちまち花器に見えてくるから不思議です。

まだまだ暑さの残る毎日ですが、お花屋さんには少しずつ秋の草花が並び始めました。
遠い昔の歌人を思って・・・
どんなものが素敵な花器になるだろうと想像して・・・
今年はちょっと風流に秋を始めてみませんか。


 【今回お話を聞いた先生】
  池坊いけばなレッスン講師 華道家 森 由香先生

  ワノコトの生け花レッスンは花の形を学ぶ、
  花そのものを学ぶ事はもちろんなのですが、
  花をいけることを通して、内面の潤いを得ている方が多いようです。
  リフレッシュ効果も高いいけばな。
  まずは気軽に花を楽しむことから始めてみませんか。

⇒ いけばなレッスンの詳細はこちら





秋と言えばのサンマ。旬は9月~11月頃。
毎年恒例の目黒のさんま祭りではサンマをもらうべく並ぶ人の列が毎年ズラリ2時間待ちだとか!
今年は8日(日)に開催だそうです。
ところでこのさんま祭り、なぜ海にゆかりの無い目黒で開催されているかご存知ですか?
実は落語の滑稽話が元ネタなんです。




“とある殿様が野駆けに出た際に通りかかった目黒の農家で焼きサンマを食べました。
殿様はその焼きサンマの美味しさが忘れられず城でも出す様に命じました。
庶民の魚を食べたがる殿様に調理係は上等のサンマを取寄せ、
丁寧に調理して出しましたがアレコレ手を加えたサンマは不味いことこの上ない。
殿様は失望し
「これがサンマか?いずかたより仕入れたか」
「日本橋は魚河岸にございます」
「なに、魚河岸?それでいかん、サンマは目黒に限る」
海と無縁な場所、目黒でとれた魚の方が美味いと信じ込んで断言する殿様の
世間知らずを笑う滑稽話”




勢司先生が前日に竹林に出向き、切りたての竹で( ! )
編む竹かごレッスン。
新鮮な竹は青々と美しく輝き、ピンと筋が通ってハリがあるもの。
竹は使う人の手の油で、色つやが良くなり風合いが増すのだそう。

今回は茶道レッスンの生徒さんたちが竹かご作りに挑戦中。
竹かごにおとしを入れ、床の間に飾る花入れにするそう。

最初は、あーでもないこーでもないと賑やかでしたが
「竹細工は編み方に性格でますからね~。」と
先生の一言を聞いた途端に皆さんおしゃべりをやめて必死に編むっ!

出来上がった作品は二つとして同じ形のものはなく、
それぞれに味のある作品を眺めながら、
どんな花を生けようかと思案する姿も楽しそうでした。

【今回のレッスン:竹細工レッスン】
  ※現在このレッスンは開講していません。